■保存処理
出土遺物を恒久的に保存・保管するため保存処理を行います。脆弱な金属製品や骨角器・木製品等の遺物には、腐食などの劣化や風化による破損や崩壊を防ぐための科学的な処理や強化処理を施します。
X線撮影や顕微鏡で遺物を観察し劣化の状態を把握した後、個々の材質や構造に適した方法で処理を行います。 金属製品には、錆を除去するクリーニング、錆の成分を取り除く脱塩処理、合成樹脂で内部を強化する減圧含浸処理等があります。木製品は、木材内部の水分を安定した物質に置き換えるPEG含浸や、真空凍結乾燥等により、変形防止の処理をします。
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